本物のC

環境構築:コンパイラの導入


コンパイラの種類

C 言語で書いたソースコードを実行する為には、C のコンパイラを使える様にする必要があります。

代表的な C コンパイラとしては、

と呼ばれる二つがあります。(gcc は正確には C を含む様々な言語のコンパイラの集合体です。)

gcc が歴史を持った最も普及しているコンパイラであるのに対し、clang は今世紀に入ってから gcc の反省点を活かして開発された新進気鋭のコンパイラと言えます。

最近は clang が徐々に注目を集めている感がありますが、gcc の方がどこでも使えるし(特に UNIX 系では大抵元から入っています)情報が見つけやすいしで便利なので、ここでは gcc の導入を説明しておきます。

このサイトの内容はコンパイラの種類に依らないので(「礼儀作法:移植性」を参照)、gcc 以外を使っても特に問題はありません。

尚、Microsoft 社の Visual Studio という開発環境にも C/C++ コンパイラ(cl コマンド、Microsoft Visual C++ を略して msvc と呼ばれる)が含まれますが、これは標準規格への準拠にあまり積極的でないのでお薦めはできません。